立派な橋とトンネルと…盤弱な道? 広域基幹林道盤石岳線お知らせ道南の八雲町南部に位置する磐石岳(496m)を縦断する広域基幹林道盤石岳線を紹介する。銀婚湯が有名な、上の湯温泉近くの道道67号線から分岐するこの林道(1)は、分岐してすぐ落部川を立派な橋で渡る(2)。 二車線分の橋は、とても走りやすい道なのだろうと期待させる。これも林道名に広域基幹林道と冠名がつくこともあるのかと林道導入部ではそう思った…。 橋を過ぎて締まったダート道。走りやすいな〜と思っていたけど(3)、道と並行する電線が無くなった辺りから道は変化し、勾配がきつくなって完全な山道となる。・・・と同時に道もあやしくなってきた。
勾配とカーブが続く道の途中、砂利じゃなくて森林伐採のために出来た土の道区間では、昨日の雨のためぬかるんでおり、車を停止させたら抜けられないような路盤の弱い場所もあった(当然車停めて写真なんか撮ってられない)。 途中、雨水による流水轍も結構見られ(5)、道の中央部分の雑草も青々としてきた(6〜8)。最初の立派な2車線幅の橋を考えるとかなり貧弱に見える。
標高もだいぶ上がり、防護ネットのある大きな崖の切り通しを抜ける(8)と、ようやく視界が開け、駒ケ岳を見ることが出来る。そして立派なトンネルが現れる(10)。
トンネルは今まで上ってきた道のような心細い道とは不釣合いな、磐石岳トンネル幅は2車線分5mもある立派なものだ(10〜13)。ただ、この山をわざわざトンネルで超える必要性は感じない。生活道路でもないこのトンネルを、いったい1日何台の車が通過するのだろう?。 ちなみに林道名は盤石岳線、トンネルは磐石岳トンネル、山の名前は磐石岳。林道名が・・・以下省略。
峠を抜けた道は上ってきた道と比べると道の中央部分の雑草は同様青々としているが、勾配は釜別沢に沿って下るため緩い(14)。景色がパッとしない道を下り、途中上り同様心細い感じの場所(15)なんかもあり、標高が下がってくると待避所の案内もあったっりするが、草ぼうぼうだったりする(16)。
昨日降った雨が橋のコンクリートの上で大きな水溜りを作っている箇所もあった(17)。
やがて廃バスのある作業小屋(18)が現れると民家が現れて、わらび野という場所に出て林道が終わる(19)。こちら側には林道名標が建っていなかった(見過ごしたのかもしれない)。 最初の橋と峠のトンネルだけがやたら立派だったという印象の道だった。盤弱とタイトルつけたが、道自体はしっかりしてたよ。 路面★★★☆☆ 景色★★☆☆☆ 2003年9月中旬訪問 わらび野から野田生川を遡ると、秘湯桜野温泉熊嶺荘がある(2023年現在閉館)。 |
roadsidehokkaido.htmlへのリンク