道道1065号夕張厚真線北側 と 厚真川林道 お知らせ厚真川林道は、空知の夕張市(厳密に言うと由仁町)と胆振の厚真町を結ぶ峠越えをする林道である。平成14(2002)年12月1日、降雪も始まったので積雪状態によっては走行困難であれば無理をしないで引き返すことを前提に、今年最後の林道走行すべくここへ向かった。 2024年現在、通行止となっている(一番下にその理由を述べた)。 厚真川林道の夕張側入口は、国道274号札幌方向から滝ノ上を過ぎ線路を跨ぐと右側にある。いきなり林道ではなく、道道1065号夕張厚真線を走ることになる(1)。入口の道路情報には「通行注意」と表示されているので途中から林道になるこの道を走ることが出来そうだ。 道道は出発地点付近は舗装され路面が出ているが、1キロ走ると道幅広いまま砂利道になり、道は積雪状態となる。道道沿いには民家はなく、除雪もされていないが交通量がある程度あるため轍が酷く、走りにくい(2)。
橋の先で道道はここで途切れ厚真川林道になる(5)。道道区間は「通行注意」という案内だったが、この先ははたしてどうなのか?。 カーブを曲がり(5)の標識のすぐ裏に(6)の支線林道が分岐している。道道までは夕張市だが、林道の入口は由仁町になる。
え〜っ?林道を除雪するの?、道道は除雪してないのに〜。不思議だ〜。でも対向車がきたらこの除雪幅じゃ待避もきびしいな〜なんて思っていた矢先に2台のRVとすれ違う。(8)の先は勾配もきつくなりヘアピンカーブが続くなかまたRVとすれ違う。対向車もあるし、路面は見てもらうと分かるようにそれなりに通行量があることが窺えたので進むこととする。 途中、川端ダムの雨量観測所があり(9)これのための除雪なのかと思ったがまだまだ除雪されている。
厚真川支線林道入口の脇には「発砲禁止」と書かれていた(13)。考えてみると先ほど何台かすれ違ったRVに乗っていた人は派手な帽子をかぶっていたので、もしかするとハンター(狩人)なのかもしれない。
頂上から約1キロ強走ると日陰の崖沿いを走ることになり、谷を見ると、結構下にこの先の道が見える(15)。 この先進むと、積雪面に石が浮いていおり、落石が起きていたことが分かる。その落石を避けつつ、また気温の変化によって雪と共に雪崩となって車に落ちてきたらどうしよう、なんて思いつつこの落石地帯を通過する。
この場所で対向車が来なかったことが何よりホッとさせられたよ。この道で一番ハードな部分がこの地帯で、夏でもきびしい道なのかな〜?なんて思った。 高度が下がるごとに雪は減っていき(19)、太平洋側に来ていることを感じる。頂上から約4キロ走ると道もフラットになってきてくる(20、21)。(20)でショロマ川を渡る手前でテント沢林道の分岐があり、この先ショロマ川を何回かクロスして走っていくことになる。
暫く走ると、川を渡り(23)、写真撮ったがうまく撮れなかったので判載せないけれど橋からは木の陰に滝が見えた。 そして頂上から約11キロ地点にゲートがある。またゲートを境に何故だか雪が無い。 頂上からこのゲートまでで3台?車とすれ違ったが、ゲートを過ぎたら大型のトラックが来たため100m程バックで待避した。トラックは(22)の地点まで行くのであろう。
ここに「ショロマの滝」の案内があったが(26)、先ほど見えた滝がそれだったのかな? この道道もダートだが(27)、市街地方向に1キロ走ると舗装され、大掛かりな道路工事をしていた。
林道の入口の道々夕張厚真線(未完)は(23)地点から7キロほど走ると上幌内早来停車場線から分岐している。 雪の轍の状態からすると、厚真川林道は厚真と夕張を結ぶ短絡道路として利用者がいるのであろう。また降雪期以外はある程度の交通量があるのではないだろうか?。 林道部分約17キロ 路面 ★★★☆☆ 景色 ★☆☆☆☆ 2002年12月初旬走行 2008年9月に北海道胆振東部地震が生じ、この近辺では震度6強で山ではことごとく斜面崩壊が発生し通行が困難になり、現在も復旧工事は行なわれている様子。 また、厚真川林道の厚真側では、走行当時はまだ工事初期だった厚幌ダムが完成し、恐らく写真23以降の部位は水没していると思われる。ダム部分は道路の付け替えが行なわれている。 |
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