道道1162号 銀泉台線 (大雪山観光道路)お知らせ大雪山国立公園には、道内最高峰の旭岳(2290m)を中心とした、石狩岳や十勝岳、トムラウシ山、黒岳、赤岳などの名だたる山々が連なっている。 道道1162号 銀泉台線(大雪山観光道路)は、大雪湖(800m)から赤岳(2078m)への登山口である銀泉台(1500m)までを結ぶ約15キロの道である。 2000年までは、この道は道道212号旭川大雪層雲峡線の東側であり、山向こうの西側の東川町、美瑛町、旭川市にも同じ番号の道道があった。これは道路建設の計画で大雪山を縦断する形で計画されたからなのだが、もちろん国立公園内の2000m級の山々を越えて道路をつなげる計画も、自然保護団体の反対もあって建設中止となり、2000年に、大雪山東側道道1160号旭川朝日だけ温泉線、西側を道道1162号銀泉台線と分けて、道道212号大雪層雲峡線は廃止となった。まあ普通に考えても大雪山を越える道なんてありえんでしょう。 なお、2002年走行時持っていた地図は、まだ道道212号となっていた物を使用していたので、旧サイトでは「朝霧よ今朝もありがとう… 大雪山観光道路 道道212号」とタイトルを付けていたが、2023年サイト移行時に道道1162号銀泉台線と変更した。また通称「大雪山観光道路」と言う名前も近年そう呼ばれることも減ったのではないだろうか?。 この銀泉台線は、この記事を書いた平成14年は10月3日11時から平成15年6月22日11時まで長〜い冬季間通行止になる。 2002年8月23日、5時半に道の駅とうまを出発、国道39号線を走り層雲峡を通り、大雪ダムで国道273号に入り、樹海トンネルを抜けると、大雪山観光道路(銀泉台へ)の入口(1、3)に着く。層雲峡付近からは霧だか、雲の中なのかわからない靄の中を走る状態となる。 銀泉台への案内板は、旧道道番号の78号のままであった(2)。1994年に番号の見直しで212号になり、2000年にその番号も廃止されても旧道同番号のままであった。ちなみに新番号道道78号は支笏湖西側を通る廃道状態の支笏湖線である。
このカーブを抜けるとフラットな道も山道に変っていく。朝霧の中、走りやすい砂利道を進み、道は森に囲まれ開けた景色を見ることができないが、気持ちがよい(6)。7キロほど走ると舗装区間も再び現れ(7)、斜度があっても軽快な走りが出来る。この付近になると(950m)霧も晴れ青空が広がる。
正面に山が見えてきて、標高もかなり上がった感じがする(9)。朝の7時台にもかかわらず下ってくる車が何台かおり、レンタカーの他道内ナンバー車も半分半分であった。 そして木々の隙間から視界が開ける僅かな場所からは、絶景の雲海が広がる(10)。こんな素敵な雲海を見るのは初めてで、5分くらいこのスポットで休憩する。
車も何台か停まっており、停まっている車のナンバーは札幌、室蘭など道内が多く、赤岳などに登山するハイカーの車みたいだった。 駐車場に止めて雲海(13)を横目に道の先へ。
この日のここの気温は8月にもかかわらずこの夏一番の冷え込みで5℃しかなかった。秋はもうすぐそこなのである。 9月上旬にほぼ同時間帯に再訪したときには、まだ紅葉は2分程度でも駐車している車が3倍くらいだった。 なお、紅葉の季節(9月中旬)はマイカー規制が行なわれ、時間帯によっては路線バスのみの通行となる。 路面★★☆☆☆ 景色★★★★★ 2002年の夏の訪問 冬季間通行止だが2月に国道273号を通ったらゲートは閉鎖されているものの除雪されていた。まさか銀泉台までは除雪していないでしょうけれども…。 |
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