タウシュベツ川橋梁(幻の橋)へ続く道 糠平三股林道お知らせ十勝平野の北に位置し、人口約5600人(2000年)の上士幌町。大雪山国立公園に囲まれ、電源開発によって出来た巨大なダム湖の糠平湖の西側は国道273号、東側を糠平三股林道が通っている。今回は、後者の糠平三股林道を北側からアプローチした。この林道を入っていくことで、幻の橋と言われているタウシュベツ川橋梁に行くことが出来る。 2002年夏秋走行した記録なので、2023年現在の状況とは大きく異なる。 糠平ダムが昭和31年(1956年)に完成して暫らくの間、十勝三股方面に向かう道は、国道側の道路の整備がされておらず、こちらの十勝三股林道がメインルートであった。メインルートといっても、通る車も多くはなかったであろう。 国道273号を三国峠側から走って来ると、車窓の左側に士幌線の廃橋が見える。幌加の除雪ステーションを過ぎ、暫く走り丸山橋の手前に林道の入口はある(1)。入口はわかりにくい。その先、幌加発電所に向かう道が分岐する先にゲートがある。
ここから分岐する道が幻の橋タウシュベツ橋梁への入口である(7)。 ここから橋までは、現在は車、バイクは進入できないので、林道の開けたスペースに駐車して、約300m歩いていくとタウシュベツ橋梁(11.12)が現れる。写真8は通行止案内がある前の時であるが、その後は路面が荒れて車が進入するのが困難となった。 車両進入しないような注意書きがある(7)が、訪問時は進入した車がいた。強引にいたんだ道を進んだ跡があった(9)。(8)は通行止前のものである。
道の先にあるタウシュベツ橋梁(11.12)。
タウシュベツ橋梁を後にして、500mほど走るとタウシュベツ川を渡り、そこで多有珠別林道の分岐があり(13)、2002年10月の写真だが、大雨のため道路が川の浸食によって林道は崩壊していた。少し走り、カーブを曲がると送電線のため木々が無いスペースが現れ(15)、タウシュベツ橋梁を見ることが出来る(14)。
タウシュベツ橋梁は老朽化、ならびに水没の繰り返しによって、いつ壊れてもおかしくない状態なので現在は渡ることが出来ない。 (15)の先の道は送電線の下の木々を切った視界の開けたエリアはフラットなダートが続き(16)、その先は過ぎると平地が確保できない区間となり湖の急な崖に沿って走る(17)。糠平湖にそそぐ川の部分では川幅の狭くなる部分まで道は大きく捻じ曲げられており、それを何回か繰り返すのでブラインドコーナーが多い(18)。
そして終点に近づくにつれ、ダム湖の縁を走る部分は岩場にへばりつくように道があるので、落石もあったりする(18、19)。それに道幅も狭く対向車と絶対にすれ違えない。 路肩は…あまり下を見たくな無いような道(19)、一歩間違えると大変なことになる。大雨が続けば、路肩が崩壊するだろう。この辺りから見る糠平湖の対岸の景色が(20)。 そんな道のカーブを曲がりドキドキビクビクしながら走る。 やがてダムの堰堤が近づいてくる(21.22)。
走行距離約15キロ。 路面★★★★☆ 景色★★★★☆ 2002年夏秋走行 2023年現在、林道での交通事故多発のため林道の入口は施錠され、タウシュベツ川橋梁の見学するには、「道の駅かみしほろ」で林道入口の鍵を借りて見学することが出来る。ヒグマも目撃されるようなので、ヒグマ対策をして単独行動を割けることが望ましい。 (15)の車が止まっている当りにゲートが後に出来て、この先は随時通行止となっている?。もしかすると(18.19)当りの道路は崩壊しているのでは?Googlemapでは崩壊しているようにも見えるのよね。 ホームページ公開時が2003年だった。上士幌町の人口も2020年国税調査では4,778人となっている。 |
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