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ギャラリー

こんなところ走りました 

      
 

道道475号風連湖公園線ハマナスロードと走古丹最果ての道お知らせ


根室半島の付け根には風連湖があり、その湖の東側の砂嘴には独特の美しい風景が広がっている。
今回はその道を紹介する。国道244号別海町本別海より海側に分岐する道道475号風連湖公園線で走古丹へ向う(1)。
立派な道路は、殺風景な砂の上に根付く背の低い植物群の中を進む(2)。

(1)(2)

(3)(4)
途中故意に曲げられているのか道は何箇所か緩いS字カーブがある。また鹿が出るらしく(3)のような「シカっと注意」と書かれた警告板がある。(1)から約4.5キロの地点で海岸まで出てみると、根室湾の彼方に左に知床半島、右に国後島が浮かんで見えた(4)。

約1キロでY字路(5)があるが道なりに右に進む。ここまでで民家は3、4軒あるだけである。
分岐より西側の道は、約2キロ弱で走古丹漁港にぶつかって道道は終わる(ここが道の起点だが)(6)。港の手前には走古丹の小さい集落がある。
港には小舟のみだった。風連湖や、根室湾で漁をしているのだろう。

(5)(6)

(7)(8)
湖面は静かで、約1キロ先の電柱が並ぶ走古丹の砂州(7)と、対岸には根室市槍昔の半島が直ぐ先に見られる(8)。港付近から内陸方面を見ると、遠くに阿寒の山並みが見える(9)。

(5)の分岐まで戻り、左側(東)の道を行く。この道は砂嘴の先端まで行くことが出来る。

(9)(10)

(11)(12)
分岐した砂嘴の道も立派な舗装路である(10)。分岐して1キロくらいは、この道と走古丹の集落の間には浅瀬が広がり、水鳥が沢山見ることが出来、その中には丹頂鶴の姿も確認できた(11)。

立派な舗装路は分岐から2キロでコンクリート道路となる(12、13)。北の辺鄙な道にもかかわらず電柱が並び舗装された道は独特な美しさのある風景である(13)。

(13)(14)

(15)(16)

僅かな箇所に砂の道部分があるがそれも合わせても600Mくらいであり(14)快適に走れる。分岐から5キロ程で番屋が現れ、ここで併走してきた電線がここで終わる(15)。番屋には人は住んでおらず、舟は浜に上げてあり、今も漁をしているのかは解らなかった。
この番屋の砂浜からの舟と海と国後島(写真ではわかりづらい)のシチュエーションは、最果ての地に来たと強く感じることが出来る(16)。

番屋の先はさらにさらに最果ての道を進む(17)。カーブを抜けるとコンクリート道路の正面に砂山が現れ道は終わる(18、20)。

(17)(18)

(19)(20)
1年前、この砂山まで来たが大雨で車外にでて探索は出来ず引き返した。今回は曇りで砂山の向こうに行くことが出来る。車を降り、砂山を越えると、そこは波消ブロックがありすぐ海であった(19)。幅にして10Mってところであろう。砂山の右側には無名の小さな沼がある(21)。
ここで引き返すのだが、Uターン時、砂にスタックしないよう気を付けたい。

(21)(22)

何故、このような辺鄙な道が舗装されているのか?。
冷戦時代、国防上根室湾に面したこの砂州が重要だったのか?。戦車、中長距離砲の台座でも置くためなのか?。なんて考えていたのだが、調べてみると昭和47年冬、流氷によって砂嘴が切断され、その災害復旧工事で護岸を兼ねたコンクリート道路を建設したとのことである。

路面★☆☆☆☆
景色★★★☆☆
最果て度★★★★★

2003年9月中旬訪問

ナビゲーション

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