いずほ公衆温泉(閉館) お知らせ開湯が明治32年の温根湯温泉。大きい温泉というアイヌ語の意味をもつこの地も、温泉街の雰囲気は寂れた感もある。寂れた温泉街メインストリートの裏路地に一角に「いづほ公衆浴場」はあった。 2003年10月31日をもってこの公衆浴場も、街の運命なのか休業となってしまった。「いづほ」は、ドクタートロン・マイナスイオン電子高電界治療の案内を掲げており、ドクタートロンって何ぞのモノよ!!というような場所であるという情報を元に閉鎖前の9月に訪問した。 ドクタートロンは、実際どのようにして使うものなのかは判らないが、休憩室にはペットボトルの下に電極らしきものが置いてあるスペースがあるのだ。密閉した容器の外からでもイオン変化があるのかと少々疑問も生じるが…。 浴場は広く、洗い場が沢山あり、湯船は大小2つがある。子供の頃の温泉っていうのはこういう雰囲気だった。懐かしい気持ちに浸りつつ、やや熱めのお湯に浸りつつという状態であった。 さて、このいづほは裏通りに入り口があるが、メインストリート側というと、何時から廃業しているか解らない「温泉民宿やまとや」となっている。写真の電極群の奥に、旅館時代の玄関が広がっている。スリッパが整然と並べられていたよ。 そして浴場部の真後ろは、なんとストリップ小屋である。こちらも何時から廃業しているのであろうか?。 「ヌード実演とピンク 毎夜7時より連続上演」と書かれたシャッターが閉じている。そしてアーケードの行灯部分には「ストリップ劇場」(写真手前)、「いづほ観光 温泉名所」(奥)と書かれている。現在は文字は消されている。 実際、浴場の出入り口にこのストリップ小屋へ続いているであろう扉があった。 ストリップと民宿と公衆温泉。微妙な組み合わせだ…。 少し離れた場所には温根湯ヌード街の電飾も残っていたが今はこちらも存在しない。 2003年9月訪問 一部写真は2006年7月 |
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