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ギャラリー

珍北海道紀行 ROADSIDE HOKKAIDO

      
 

襟裳岬 風の館お知らせ

北海道の東南端に位置するえりも町。ここは全国的に知られている「襟裳岬」。
断崖絶壁の海岸が続く「黄金道路」など数多くの景勝地と、また漁業が盛んである。そして「風極の地」と呼ばれる日本屈指の強風地帯でもある。 その全国的にも知られる襟裳岬は、森進一が唄ったことによるものが大きく、岬には、森進一の歌碑(その歌碑以前から島倉千代子の襟裳岬の歌碑もある)がある。
その襟裳岬には、大自然のメッセージを「見る、聞く、体験する」施設として風の館が建っている。初めて訪問した時はちょうどこの建物が完成するほんのわずか前で、プレオープンとして無料で館内に入れたが、それは記載している10数年前の話。訪問記は2008年10月。



襟裳岬の駐車場に車を止め、襟裳岬灯台へ続く遊歩道の横に、風の館はある。建物としては、周囲の景観や、植生に影響を与えないよう、また、灯台の明かりを遮らないように地下に設計されている。なので、襟裳岬灯台を見てからでは、この入り口ではない出入口を利用することとなった。 風の館は、風が作るカルマン渦をイメージして設計されており、本来であれば石積みの門構を抜け、カルマン渦の壁画のカルマン回廊を進んで館内受付へ。



受付の手前には、風速25m/sの強風を体験できる、えりも風体験コーナーがある。



普段ここは風が強いので日によってはそれ以上の風が吹いている可能性もあるわけだが(ちなみに2012年3月現在のこの地の最高記録は(2009/10/8)北北東 47.2である)、訪問日はそれほどの風は吹いていなかったので、入場料を払い、この体験コーナーを利用する。
写真として、体験しているものもあったが、傘などのアイテムがないと強風だっとイマイチピンと来ないものだったので、上写真は風が出る穴を。この撮影時には当然強い風が出ているのだ。壁の風が吹くとカサカサ動くものが波打っているのが分かるだろう。でもこれではが是が強いかどうかはわからないね〜。でも、風の出るところ近くの風は凄まじいものがあったので、それ以上の強風が吹く日が多数あることを考えると自然のパワーってすごいなあと思ったのである。

建物の奥に進むと、シアターがあり、時間によっては襟裳の暮らしや、自然映像を見ることができる(写真なし)。
さらに進むと、そこから襟裳岬を見ることができる。天気の悪い日、風の強い日はとてもありがたい施設であろう。また、望遠鏡が備えられており、岬の先端に生息するゼニガタアザラシを見ることができる。


また学芸員もいるので、いろいろと説明もしてくれ、疑問であった襟裳岬の橋のこともうかがうこともできた(詳しくはわからなかったけど)。展望施設の裏には気象情報のモニターがずらりと並んでいた。

 

展望施設は階段状になっており、上階に上がると、かっこいい?オブジェがある。どうやら地球と風をイメージしているらしい。手前にはアザラシの板が横たわっている。ここではないが、アザラシと背比べの出来る一角もあった。


襟裳岬にはこの風の館のほかに昔から存在している施設がある。 それは駐車場にある土産物店が何店か入るレストハウス。 食事もできて海鮮丼やらナントカラーメンみたいな幟などがあって、一部団体も受け入れているようだった。 そんな土産物店では、昭和を懐かしむようなレトロ?なペナント等の土産物も多数残っているので立ち寄ってみていただけると面白いかと2012年次公開時は書いたが、残念ながら2016年1月に火災により全焼した。

2008年10月訪問

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