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ギャラリー

珍北海道紀行 ROADSIDE HOKKAIDO

      
 

世界のまくらの博物館お知らせ


札幌市白石区の住宅街にある白崎ふとん店(白崎繊維工業)。ここは北海道では白崎ふとん店というより、「オヤコわた」を作っている会社といったほうがわかる人が多いであろう。
ここには、地元の人にもあまり知られていない「世界のまくらの博物館」が併設されている。



どういうわけか入口の外壁タイルに溶け込んでしまうように表記されている。入店し、「まくらの博物館」を見に来ましたと店員に告げると、階段を上ってご自由に見ていってくださいとのこと。 3階まで上がると、事務所の一角にところせましと枕がたくさん展示してある。 ガラスや皮、木、陶材などの素材や、他のジャンルによって仕分けしてあり、(日本の)枕は、年代によって違いがあるのだが、それも分別して展示してある(下写真)。

 


いろいろな枕があることに、見ていて戸惑うくらいなのだ。資料性もかなり高いレベルだ。展示してあるもの以外にもあるようで1000点近くあるそうだ。

 

材料による分類、構造による分類、用途別による分類があって、陶枕(写真)、皮枕、金属枕、非常時持出兼用枕、旅枕などなど。写真は、無造作に置かれた現在形枕である目枕、

 
日本のものだけではなく隣国のものから遠いアフリカ、世界中の枕が集まっている。 昔の枕って、頭の位置が現在と比べると極端に高いけど、それは髷があったりしたからでしょう?でもエチオピア(写真)なんか見るとこれも高い。それでもって、寝返り打ったら怪我してしまうよなあ〜とも思う枕を見て、現地人の寝姿を想像してしまうのだ。 博物館というだけあって、現在の物もあるが、こちらは煩雑に展示。



あくまでも資料性の高いものがメインである。その他、枕に入っている詰物(下写真)なども紹介している。 さらに上の階にも文献資料があるとのことだ。 本当、これだけの枕を集めた施設は他には存在しないのでは?。



2012年5月訪問

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