三毛別羆事件跡地 (苫前羆事件跡地) お知らせ小樽から稚内までのオロロンラインのほぼ中間の苫前町は風力発電で有名であるが、その昔、ここでは世界の獣害史上最大の惨事が発生した。 事件は大正4年12月9,10日、苫前町古丹別から約15キロ山間に入った15戸の開拓集落三毛別では、冬眠を逸したヒグマが凶暴性を発揮し10人を殺傷した。 6日後ようやく射殺されたが、急に重い雲が発ちこめ雪嵐になった(羆嵐)。 この過去の悲しい事件にもかかわらず、現在三毛別まで通じる道道は、苫前ベアーロードと名づけられ、苫前町のカントリーサインは可愛い熊の親子が描かれている。 当時の状況を再現した事件跡地は、人里離れたところにひっそり存在している。ここでは、実際よりは大きい羆が当時の開拓小屋を襲っている人形がインパクトある。 また道道の途中の三渓神社には、羆事件の慰霊碑があるのでこちらも訪問していただきたい。 2002年5月訪問 |
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