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ギャラリー

珍北海道紀行 ROADSIDE HOKKAIDO

      
 

函館公園こどものくにお知らせ


現在、夜景と観光の街として、国際的な観光地となりつつある函館。
この街はかつて、北洋漁業の基地として栄えた歴史がある。戦後の昭和29年、北洋漁業再開を記念して「北海道大博覧会」(北洋博)が開催された。 函館の街は、この博覧会を開催するにあたり、函館山登山道路や市内の道路整備、函館山展望台、会場となった五稜郭公園の整備、駅前観光案内所の設置、市庁舎・函館公園内動物園など…観光開発を目的とした施設の整備を行い、現在の観光都市の礎を築いたのである。
その北洋博では、函館公園が第一会場、五稜郭公園が第二会場となっていた。博覧会では「子供の国」が第二会場の五稜郭公園にあったが、博覧会が終わった後、遊戯設備は、第一会場であった函館公園に移設され、1956年5月に開園した「こどものくに」として現在に至っている。 

函館公園は、明治12年11月に開園した歴史のある近代公園で、道の有形文化財の旧函館博物館、さらには道内初の動物飼育施設、松や桜などさまざまな木々、噴水、いろいろな碑などがある。

 

その公園の一角にある「こどものくに」には、北洋博が行われた頃の遊戯施設が現役としていくつも残っている。



その中でも観覧車は、北洋博から転用されたわけではなく、1950年(昭和25年)大沼湖畔に設置されたもので、1965年現地に移設された。現存する稼働する観覧車では日本最古である。

 

直径10m、高さ12m、2人乗りベンチ8台で、製造業者は不明である。乗ってみるとなかなか趣があって良いじゃないの・・・。海もチラ見できるのよ。

 

飛行塔、メリーゴーランドは、北洋博開催時昭和29年(1954年)からのもので、検索しても記載は見つからなかったが、こちらも現役では日本最古ではないのでは?。

 

その他、東北新幹線を模した「やまびこ号」が走っていたが、現在は函館まで新幹線が延伸されたことで、車両が刷新されたといいたいが、
台車は旧来のものを転用している、



ロケット型遊具、ブランコ施設などなど、昭和時代のまま、時代が止まっているスポットなのだ。

 

  

また、前出のように動物飼育施設、ミニ動物園があったりと、函館のこども達のお楽しみスポットである。

2006年5月 2018年10月 訪問

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