ひがし大雪博物館 (閉館 ひがし大雪自然館 へ移行)お知らせ上士別町糠平湖畔にある糠平温泉、そこには大雪山の自然が見える「ひがし大雪博物館」があった。 1958年(昭和33年)、帯広畜産大学生物研究所が糠平温泉に開設され、動物の標本が一般に公開されたことが始まりで、上士幌町も展示資料を引き継ぎ、開道100周年事業の一環として1970年(昭和45年)にひがし大雪博物館はオープンした。 残念ながら2012年10月で閉館となってしまったが、翌2013年5月より環境省ビジターセンターとの連携による「ひがし大雪自然館」となってこの建物の近くに新たにオープン。展示物もおおよそ引き継がれた模様。 訪問は2007年6月訪問 入口を入ると、展示場の案内を持った服を着た熊さんが出迎えてくれる。順路に沿ってみていく。 第一展示室は、大雪山国立公園の動植物がテーマ。 展示室に入ると、剥製の展示があり、いきなり熊が鹿を襲っているのだ。大雪山の大自然の一コマだけど、かなりリアルなのである。 入口の熊さんと、この鹿を襲う熊さんのギャップが何ともシュールなのだ。 そのあとには、森にすむ鳥類の剥製 、熊の骨格標本、大雪の森の木々の標本、植物の案内などが並ぶ。 第二展示室は、昆虫の世界。大雪山国立公園で見られる昆虫も展示してあったようだが、それよりも色とりどりの南国の蝶、蛾、などなど世界の昆虫標本がずら〜と並んでいる。 これだけの展示が一般的に見れるところは道内では知らない。日本中でもどうだろう? 階段を下り、第三展示室は、大雪山国立公園のおいたちと人間の足跡の展示。 大雪山国立公園の地形、地質、地史、地下資源 大雪山国立公園を舞台とした人間の足跡 アイヌの動物、植物についての知識 の3つのテーマからなっている。 大雪山国立公園の立体模型はかなり大きく見ごたえがあるが、ある程度どこに何があるか、山の名前を知っていないと見ていてもさっぱりわからないであろう。 アイヌの展示では、復元されたキハダの樹皮から作られたヤラチィプ(樹皮舟)が目を引くが、樹皮で造られた舟は珍しいものということをもっとアピールしてもいいと思った。 これらの標本群が関東近辺の観光地にあると集客するのでしょうが、残念ながら訪れる人がいないのが北海道の現状である。 |
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