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ギャラリー

珍北海道紀行 ROADSIDE HOKKAIDO

      
 

平和の塔 (現在 望郷の塔・通称はオーロラタワー)休業中お知らせ


日本で一番朝日に近い街、そしてサンマとエスカロップの街、根室。北緯43度23分07秒、東経145度49分01秒に位置し、本土最東端の岬の納沙布岬からは、歯舞諸島の貝殻島や水晶島、そして国後島等の北方領土が見ることが出来る。 その納沙布岬のすぐ近くにはそびえ立つ白い巨塔があり、根室市街から納沙布岬に向かうと高い建物はこれしか無いので、灯台よりこちらの塔のほうが目立つのである。

 

それが「笹川記念 平和の塔」である。 平和の塔の建物の右側には、WHITE COUNTYという名の閉鎖された謎の施設?レストラン?(かに定食専門とも入り口に書かれている)があるが閉鎖されている。

 

入場料900円を払い館内に入ると、エレベーター前に、平和の塔を模した輪投げが休憩用テーブルの上に空しく置いてあった。
エレベーターは2基あるが、一台は電源が停止されているようだった。エレベーターに乗って高さ約90mの展望台まで上がるが、エレベータ内の階数表示を見ると、90mの高さだけど4階建て。展望台系ってそういう区分が多いけど、フロア単位ではそうなるのでしょうか?外見から4階建てとは絶対思えない(笑)。



展望台は3階4階と展望施設が2層あるが、必要性は無いと思うのだが…、もし1層だったら90mの高さで3階建てとなってしまうのか?、などとどうでも良いことを考えながら360度の展望を楽しむ。ここからは北方領土が良く見えた。



写真ではわかりにくいというか分からないか・・・左側四島のかけ橋の上の水平線辺りが水晶島。納沙布岬の先水平線辺りに萠茂尻島などが見えた。


展望台からエレベーターで2階へ降りると、薄暗く明かりのついていないところに「ミステリアスランド」矢印と塔と恐竜?と深海魚?の絵の書かれた案内板がエレベーター前にある。

 

矢印の方向へ向かうと、「ボォ〜」と霧笛の音が鳴り、ナレーションが自動的に流れる。 「本日は、納沙布丸に御乗船いただきありがとうございます。これから、恐怖と道の世界への旅立ちでございます。どうぞ気をつけて無事脱出されることをココロよりお祈りしています。では、いってらっしゃいませ。」 う〜む、ミステリアスを期待させるナレーション。早速、納沙布丸と書かれた入り口を入る。北方領土の暮らしの写真があって、その向かいには貝殻島昆布漁と書かれた船の模型がある。ちっともミステリアスじゃないじゃないか…。 その奥にはタイムトンネルと書かれた暗闇が広がっていてミステリアスを期待させてくれる。

 

早速進むと、ミステリアスな空間が…。

 

何を訴えたいのか解らない動物の骨をあしらったオブジェ、

 

そしてその先には近づくと深海魚が飛び出てくるカラクリと、鳥だか恐竜だか解らない怪鳥がこれまた近づくとクルクル回るカラクリ。入り口にあった看板の絵とはかなり違うような…。そもそも納沙布丸って言う舟の中の設定じゃないの?

 

そして怪鳥の先には、ホノボノとしているけど怪しい感じの夫婦の熊のヌイグルミが、ソ連から北方領土を、吉田首相(確か)とどうたらこうたら…と語り始めるのである。
その一連の繋がりが不思議

そしてその先の赤い暖簾をくぐるとミステリアスランドは終わる。 ミステリアスランドというよりは、シュールランドと名付けたいところだ。

 

出口のそばには、テレコムオホーツク準備室と書かれた怪しい部屋もあったが、いったいどんな施設なのかは謎。 そして階段で1階へ降り、寂しい品数の売店をぬけると建物の外に出る。

2003年9月訪問

平和の塔は、運営が変わり望郷の塔が運営している(Wikipedia)。残念ながら根室市観光協会では案内がない。

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