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ギャラリー

珍北海道紀行 ROADSIDE HOKKAIDO

      
 

弥永北海道博物館 (閉館)お知らせ


地下鉄北18条駅近くの住宅の並んだ路地のマンションが立ち並ぶ中に、弥永北海道博物館はある。 鉱物、化石、貨幣、砂金、アイヌ、訪問時の企画展は、北海道の鳥瞰図でその他いろいろな学術的資料が展示してある。 館内のものは、この博物館の館長、弥永芳子さんの集めたものである。一主婦であった弥永さんは、子どもが成長し独立したことをきっかけに、北海道の貨幣の研究、函館で事業を展開していたブラキストンを調べたり、道内での砂金採掘採集について研究しいろいろな資料を集め、約15年の研究を経て、1985年にこの博物館を開業した。



館内は、ちょっとした行政の資料館よりもしっかりと作りこまれている展示、陳列に圧倒される。
1階は鉱石や化石を中心とした展示。時間が許されれば、いろいろな鉱物をじっくり見たかったのだが、量が多すぎてみることが出来なかったのが残念。

 

2階は、アイヌ関係の資料、アイヌ衣や生活道具が並んでいた。そして企画展の吉田初三郎を中心とした道内の鳥瞰図の展示。貨幣の展示もあった。

 

訪問後、もう少しよく見ておけばと後悔するくらいいろんなものがあった。じっくりみるには時間が足りない。

 

3階は、砂金砂白金関係資料。これらの展示では、世界中のそれらを収蔵しており、これらは世界一だそうだ。金属探知機が砂の中にある金属に反応するのを体験出来る。
北海道では、オホーツクで多く採取されたので、それらの資料が貴重である。

 

その他、北海道に現存している工芸品の展示で、訪問時殆どここは見ず終わってしまったが、北海道の文化を知るうえでは良く見ておくべきであった。 書いてあるように、訪問しても見きれないものが多く、何度となく訪問してみたい人を引き付ける博物館である。

2012年5月訪問

残念ながら訪問時は館長不在であったが、もしいらっしゃったらいろいろなこと聞いてみたかった。
2015年に閉館した様子。御高齢の館長、個人博物館の限界なのかもしれない。 これらの貴重なコレクションが公開されないのは残念である、と記したが、2017年北海道博物館では、テーマ展として「弥永コレクション」が開催された。訪問したかったな〜。

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