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ギャラリー

北海道の産業遺産?遺跡? 

      
 

福住人車跡お知らせ

 旧夕張駅(現:石炭の歴史村)の西斜面福住地区は、かつて大規模な炭鉱住宅があった。現在は炭鉱住宅も取り壊され、その中にあった小中学校跡は「花とシネマのドリームランド」になっている。山の急斜面に設置されていたのが、福住人車と呼ばれたケーブルカーであった。
 昭和20年に運行開始し、総延長750m、高低差135mの間に始点終点合わせて4つの停留所(乗降場)があり、運賃は無料で北炭職員とその家族、日用品などの運搬のため最盛期は1日80〜90往復もした。
 夕張新炭鉱開坑のため炭鉱住宅の閉鎖に伴い、昭和49年に廃止された。


 山に一直線に伸びる人車跡。山頂付近まで人車跡が伸びており、斜面はだいぶ高いところまで段々畑のように炭鉱住宅跡が残っている。真ん中の辺り左側が「花とシネマのドリームランド」。

 
 国道の橋(上記写真左下)より人車跡を見上げると、斜度は結構あることがわかる。基礎部分が枯れ草に隠れている。
 2021年現在閉鎖された道路の先にあった市道を跨ぐコンクリートアーチ。人車跡に木々が生えてきている。訪問時は2002年4月なので、木々はもっと大きく育っていることであろう。

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