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ギャラリー

北海道の産業遺産?遺跡? 

      
 

下夕張森林鉄道夕張岳線 三弦橋 ほか(小巻沢林道橋)お知らせ


 

 三弦橋(正式名称第一号橋梁)は、この地区にあった森林鉄道が大夕張ダム(昭和37年完成)によってダムの下に沈むこととなり、この移設補償工事によって昭和33年に完成架橋されたが、同38年には森林鉄道は廃止された。
 長さ382m、高さ68m。四角錐を並べたような断面が三角形の橋の造りから三弦橋と呼ばれる。この形は世界的にも希薄なものであるが、今の大夕張ダムよりも大きな夕張シューパロダムを造ることで、水没する運命である。  この橋は、国道452号大夕張ダムに行くと赤錆色の橋が湖を渡っているのですぐわかる。 (2004年記載)

 2015年に夕張シューパロダムは竣工し、三弦橋は水没したが、2019年の渇水によって湖面に姿を現した。

 
道道夕張新得線から三弦橋を見下ろす。橋上に枕木が多数残っている。シューパロ湖の向こうにも橋梁が続いている。
現在のダムの工事?道道の整備?のため道道のゲートが開いていたので難なく撮影することが出来た。ちなみにこの先の道道は普通の車では走れる感じではなかった。2001年7月撮影


 
渇水期の2002年10月、2008年10月撮影



ダム工事が始まると国道452号は付け替えられ、三弦橋を近くで見ることはできなくなった。2022年現在はダム完成で完全水没となっている。
2012年5月撮影


 
最初の写真の奥に写っている橋である。 トラス橋は、第二号橋梁。ダム工事の際に放棄される旧線から新線へ転用したものである。
冬の写真の変わった形のトラス橋は、第六号橋梁。軍用トラスとも呼ばれる重構桁(JKT)橋梁と呼ばれ、戦後に材料不足のあおりで軍事目的で使われた鉄材を再利用したものである。

2008年10月、2002年12月撮影

 
森林鉄道に用いた重構桁(JKT)橋梁を利用した小巻沢林道橋(正式名称かは不明)
ダム上流の夕張川に架かる小巻沢林道橋は国道452号ペンケホロカ橋近くから見ることが出来る。


 
橋を拡大すると、古レールが敷き詰められているのがわかる。
取り付け道は廃道となっている。

国道に並行して、森林鉄道森林鉄道時代の橋脚跡が残る場所もある。2002年以前、国道を走行していると、法面に森林鉄道の線路が転がっているのを見たが、撮影しなかったことを悔やんでいる。
2008年10月撮影


 
夕張市南大夕張にある大夕張営林署跡、ここには貯木場があった 。
2002年6月撮影


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