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ギャラリー

北海道の産業遺産?遺跡? 

      
 

北見鉱山 お知らせ


 旧丸瀬布町(遠軽町)、と旧遠軽町の境界付近に国道333号に湧別川を渡たる金山橋がある。その名前が気になっていて何気なく車窓を見ると、鉱山の跡らしいものが見えていて前から気になっていたので訪問。
 集落があったと思われる場所は荒れ地となっていた。細かく探索すれば遺構が残っているかもしれない。


 北見鉱山(伊奈牛鉱山)は、昭和8年住友による調査の結果、伊奈牛に有望な鉱床が発見され、昭和17年に準重要鉱山に指定、18年には金山の千工場下手に起業事務所、社宅を建設した。その後22年には重要鉱山に指定を受け、23年伊奈牛鉱山、25年に北見鉱業所へと昇格した。
  昭和30年までの最盛期には鉱山地区人口は1,773名を数え活気を呈していたが、世界的な金属鉱業の不況がもととなり、昭和30年、北見鉱山に格下げとなり、38年に北見鉱山は30年の歴史を閉じるに至っている。
 鉱山としての生産実績は、各精鉱類型で、金118s、銀21,000kg、道4,542t、亜鉛8,994t、硫化鉄50,763t、また坑道総延長は71,843mに及んでいる。

  鉱山の後山の向こうは道路でいけば金八峠、これを超えると日本一の金鉱山として賑わった鴻之舞鉱山であった。


 
鉱山跡案内図が丸瀬布観光協会によって建てられている。案内板から鉱山集落跡を見る。

 
案内板手前の橋脚、一部倒れて川の中に残る。
鉱山跡付近の道は新しく砂利が入れられていた。

 
事務所跡に残る倉庫、案内図からすると分析所の跡が残る。


鉱山長住宅?転用され住宅に?

 
選鉱場


選鉱場は、遠くからも見える

2005年5月。6月訪問

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