本文へスキップ



ギャラリー

北海道の産業遺産?遺跡? 

      
 

根室国後間海底電信線陸揚施設 (旧国後島海底ケーブル通信所(ハッタラ浜陸揚所)) お知らせ


 根室市ハッタリ川河口には、昭和10年頃に作られたコンクリート施設が残る。 これは、ここ根室ハッタリ(ハッタラ)から、海峡をはさんだ島国後島のケムライ岬まで約40キロの海底ケーブルが敷設された際の通信施設である。
 明治30年に標津三本木と国後ノツエト崎、国後アトイヤ崎と択捉丹根萌を海底ケーブルで結んだが、流氷でケーブルの切断が起こり、前者を廃止し明治33年に根室ハッタラと国後ケムライ、国後白糠泊と択捉丹根萌に敷設した。
 戦後、国後はソ連に侵入されケーブルは切断された。

  

  この建物の前には門柱も残っているが、建物自体を保存していたとは言い難く、漁業倉庫?として使用されているようである。 通信ケーブルの一部(約1,500m)が、ホタテ漁船によって引き揚げられ、市郷土資料保存センターと北方館に保管されている。


2005年5月訪問


2021年現在、荒れ放題で放置されていた施設は、根室市によって保存されている。

ナビゲーション

roadsidehokkaido.htmlへのリンク