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ギャラリー

珍北海道紀行 ROADSIDE HOKKAIDO

      
 

豊ヶ岡駅に行ってみたお知らせ


 豊ヶ岡。札沼線の石狩月形の次の駅である。
 ソモソモ今どき札沼線なんて言わないで、ローカル線のイメージを嫌がって学園都市線と言うようになっている。でも北海道医療大学駅より北の部分(新十津川)まではどう転んでも学園都市ではなく、田園が広がるだけなんだよね。そそれにただでさえ歴史の浅い北海道で、この線が札幌と沼田を結んでいたという歴史を清算してしまうのも淋しいような気もするし、だからあえて札沼線と記載することにする。
 
 平成13年3月10日土曜日、今年の冬は寒く、この3月になってからも朝6時だと札幌もマイナス10度くらいあり桑園駅までの道のりが異常に辛かった。そして石狩当別行きの始発列車に乗り、当別で浦臼行きに乗り換えいざ豊ヶ岡へ。

 

 北海道医療大学駅から先は急にスピードも遅くなって横揺れもやや激しくなり、ガタゴトと一両編成の列車は横の国道275号を走るトラックに抜かされていくのであった。 線路のつなぎ目は寒さも手伝ってか 2〜3cmの隙間になっていた。 こりゃ横揺れも激しい理由(わけ)だよ。
 当別からの列車には僕を含め4人も?乗って3人は途中、医療大、本中小屋で降り、新しく中小屋から乗ってきた1人(月形で降りた)と、月形から2人乗ってきた。この日は天気が良く初寒別の山々が綺麗だった。
 石狩月形を過ぎ、平走していた国道275号から離れ月形刑務所(樺戸集治監)の裏を通り札沼線唯一の山間部に入る。 そして豊ヶ岡に着き、運転手に切符を見せ下車する。

 
 ホームは谷を渡る築堤の上にあり、赤い屋根の待合室がちょこんとある。

 

駅から続く除雪された車が入ってこれないような道を進んで、浦臼側にある豊ヶ岡駅を見下ろせる陸橋へ。森の中にある小駅の雰囲気が実に良い。道路から見える景色も加えておく。

 

 駅から太い道路まで除雪がきちんと行われており、両脇の雪の壁の高さは150cmはあった。また太い道路までは150mくらいだったかな。

 
 
 陸橋を渡り、駅舎側の道を進む。こちらの方が雪深く、かなり積もっていた。待合室、黄色の看板には 「チカン変質者に注意!」 と書いてある。 こんな建物にもトイレはあるんだよ。



待合室には座布団があり、その上にマルボロメンソールのタバコが置き忘れてありこの駅を使っている人がいる事を語りかけていた。ちっちゃな待合室にはちゃんとトイレもあった。汲み取りだから冬は寒くて臭いそんなに気にならないけれども、夏はどうだろうか?



 そして駅ノートに人生で初めて書き込みをした。(駅ノートとは、駅に備え付けられたノートのこと。そのままですね)

 

 駅のホームで訪問記念写真を何枚も撮っているうちに、さっき降りた列車が浦臼で折り返して戻ってきたので、乗り込む。 わずか40分たらず?の滞在時間だったけれども来て良かったと感じることが出来た。しっかしここは寒かったね〜。  帰りの石狩当別行きには、20人くらい人が乗っていて、月形で何人か降りてそれよりも多い人数が乗り込んできた。当別まで車内は30人よりは乗っていたかなあ?お年寄りと高校生がほとんど利用している感じだね〜。


 平成13年4月14日春の冷たい雨の夕方、日を新たに豊ヶ岡に寄り道してみる。すると遠くで警笛の音が聞こえ列車のライトがこちらに向かってきた。



 薄暗いのでシャッタースピードが遅いので、拡大像ではボケボケの写真も小さくするとわかりませんね。三脚とかあれば違うのでしょうけれども…。 誰も下車せず、新十津川行きの列車も3人しか乗客はいなかった。
 

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