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ギャラリー

珍北海道紀行 ROADSIDE HOKKAIDO

      
 

花畑牧場 夕張希望の丘(シネマカフェ・アートギャラリー・生キャラメル体験工房) 閉館お知らせ


夕張希望の丘は、かつて郷愁の丘にあった、生活歴史館、シネマのバラード、センターハウスの建物群である。郷愁の丘は、黒い屋根で落ち着いた趣というより暗いイメージ強かったが、希望の丘は名前の通り、赤い屋根に変わり希望を感じる明るさがでていたが…。

2007年3月夕張市は正式に財政再建団体に指定されるわけだが、この施設は、その前月2月に夕張市から加森観光に運営委託し、2009年からは花畑牧場が管理していた。
2012年10月?11月?売り上げが伸びず指定管理者を夕張市に返上した。これを記している2012年12月、この後紹介する施設はホームページ上に記載がなくなっている。このページを作る際に、花畑牧場のWEBを振り返ることは残念ながら出来ないので記憶が・・・。
希望だけではどうやら短い夢であったようだ。 2012年5月訪問 郷愁の丘の施設と共に見ていただきたい。

花畑牧場 シネマカフェ

もともとは郷愁の丘シネマのバラードであった建物を利用したシネマカフェ。



入ってみると、シネマのバラードの展示をほとんどそのままにしたシネマギャラリー。ここは入場料無料で見られる。写真撮影も禁止とはなっていなかった。
以前入口にあった赤穂浪士の人形の出迎えはなくなっていたかな?。西部警察のロケで使われた車が邪魔にならない隅っこに。

 

訪問時はさっと流してみただけとなった。夕張でロケした映画の写真パネル等もあった。訪問時は人も出ており、寂しい感じの展示ではなかった。

 

シネマのバラード時代は、ディズニーグッズが売っていた売店がカフェスペースとなっていた。
花畑牧場アイスクリームや、ドリンクを売る売店、そして花畑牧場が売り出すホエー豚丼とホエー豚カレー?のみを提供する店がある。

 

しかし売店ならびに豚丼の店も営業時間が食事時のみであった。15時までかな? もう営業しないようなので書いちゃいますが(営業が続いてれば書かなかった)、訪問時は、お新香がなくなったから品切れというありえない営業をしていた。カレーも売り切れ(レトルトでも?)、私は、お新香入らないのでいいといって豚丼食べましたが…。お新香ってったってね〜、自家製でもないでしょう?業務用のもの盛り付けてるでしょうし…。なんだかな〜といった、この先どうなの?という正直やる気のない感が漂っていたのでした。 あ、ホエー豚丼の評価は、炭火で焼いていて美味しいほうじゃないでしょうか?ただ価格が1500円近いとなると1回食べればいいかな?となってしまうでしょうね。価格との釣り合いには厳しい店構えでは、リピーターはいたのかしら? カフェっていう名前なのにね…、正直カフェといえない状態でした。生キャラメルブームが去ってしまうとこの土地で営業というのは正直厳しすぎるよなあ〜。


花畑牧場 アートギャラリー

元郷愁の丘センターハウス。館内は、かつての夕張の写真の展示はなく、予備知識もなくここに来たが北野武のリトグラフが並んでいた。

 

片隅には、花畑牧場のオーナー、田中義剛がアタックヤングやオールナイトニッポンなどのラジオ番組で若者に人気があったころやっていた石炭の歴史村の宣伝ポスターが飾ってあった。「バリバリ夕張!」ってよくテレビで流れていたね!。




花畑牧場 生キャラメル体験工房

元郷愁の丘生活歴史館。訪問時は残念ながら門戸が閉じていた。生キャラメル体験は果たして今年度は開催されたのか? 裏側にあった展示スペースは、「所ジョージ世田谷ベース夕張出張所」となっていたようだが、こちらも公開されていない状態だった。

 

今回ここを書く際に、検索で過去の画像を見たが、これらの施設が出来たときはすごい人だかりができていた。 訪問時は5月の日曜、桜祭りも開催されていたが人が人はいるものの、閑散とした雰囲気はぬぐえずさびしい限りだった。

花畑牧場に思うこと

2007年花畑牧場が生キャラメルを発売してからしばらくして、テレビ等で取り上げられること多く、生キャラメルは全国のデパートの北海道物産展では、早朝からこのキャラメルを目当てに行列ができたり、また無数の類似品が販売され、類似品にとどまらず偽物も出回るるなど異常な一大ブームとなった。
07年3億4200万円だった売り上げは、09年に143億1500万円とアップした時期に、郷愁の丘の3施設跡他を管理して、生キャラメル事業やホエー豚丼事業に投じる形となった。
北海道だけではなく、人気も手伝い、東京にも8カ所店舗をだしたりしたが、現在は閉店している。

個人的思うことだが、商品人気はいつまで続くか解らない、稼げるときに稼ぐという、芸能人も旬なうちに稼ぐだけ稼ぐという感じの商売。バブルのころに多数あったタレントグッズショップ、カレー屋、漬物屋、総菜屋同様、人気がなくなれば撤収という感じで事業を展開していたように感じた。花畑牧場自体が経営基盤であれば、一気に出店して生キャラメルバブルが崩壊して撤退というのは地域にも根付かないし、リピーターも出ないというような結果になってしまって、花畑牧場自体のブランド力を相当低下させたと思う。「手広くやりすぎず、北海道にこだわっていればもっと長く売れ続けたのでは?」、こう思うのは私だけじゃないでしょう。

私は、田中義剛は嫌いじゃないのです(グーグルで検索すると田中義剛と入れるだけで次のワードが嫌いというのは如何なものか…)。歌手時代、新川高校で行われた学園祭で体育館の床が抜けたころ、そして生キャラメルブームのころのようなギラギラして調子に乗った義剛が見たいです。メディアに出ては来ないのかな…。

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