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ギャラリー

珍北海道紀行 ROADSIDE HOKKAIDO

      
 

炭鉱生活館( やまの生活館)  (閉館現存せず)お知らせ


建物は、大正9年に建てられた夕張工業学校校舎を復元したものとなっている。名前の通り、炭鉱全盛期の昭和30年代頃の、働く人々とその家族の暮らしを再現している展示と、昭和中期の生活用品などの展示などがある。
これを書きながら、記憶もあいまいな部分もあるので、参考までにということで。

 

1階では、炭坑長屋、売店などを、実際に使用していた道具や精巧な人形、炭鉱の活気を今に伝えている。炭坑長屋の一角を再現しているものでは、押し入れで寝る子どもの姿が特徴的であった。また夕張炭鉱の街並みのジオラマでは、平地の少なかったために山間にびっしりと家が建つ風景を見ることができる。

 

現在では、建物もなくなって自然に帰っている風景と比べると、どれだけ繁栄していたのかがわかるのだ。

2階では、昭和30年代に使われていた日用品、台所用品、洗濯機、冷蔵庫、炊飯器、石炭ストーブ、その他諸々のものの展示がある。

 

訪問時は石川コレクションを引き継いだ生活歴史館という施設の展示とかぶるところも多いのが難点だが、2013年現在では生活歴史館はなくなったので、違和感なく見れることだろう。



一角には、昭和34年にあった学校の地図があり、その横には廃校になったものばかりの夕張の小中高校の帽章が展示されている。

 

他のサイトではほとんど触れられていないが、ここには吉田初三郎の夕張市の鳥瞰図の原画、1950年と1962年の2点が展示されている。夕張市ではどのくらいの価値がるものか知っているのだろうか?この2点は後世まで大切にしてほしい。この作品を見れるだけでも訪れる価値はあるかと思う。 ちなみに1962年のものは、ダムも書かれ、シューパロ湖に三弦橋が描かれている。

2006年10月訪問

老朽化のため2015年解体。現在、道の駅 夕張メロード の一角には、ここで展示されていた鳥瞰図、校章が展示してある。

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