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ギャラリー

こんなところ走りました 

      
 

道道610号占冠穂別線南側その2お知らせ


道道610号占冠穂別線南側その1からの続き。
坊主沢の五輪塔のある地点から、道は下って川面に近づく(前頁24)。望遠で撮影すると長い長い覆道が川岸にへばり付いている(25、26)。常に崖崩れが起きてしまう蛇紋岩の地形に昭和2年には無理矢理道路を作っており、道路開削の犠牲者も多かったことは前出の五輪塔の案内でも分かる。

(25)(26)

(27)(28)

八幡覆道の手前に新しい電光掲示板が見える(27)。掲示板を過ぎると覆道の上で工事が行われていて作業車が何台か停まっていたが、暗くなってきたので作業は終えていた。 岩肌がむき出しの川縁は落石が常に起こってきそうで、覆道の存在無しでは、この道路は通行することは出来ない(28)。覆道は長いので、覆道内に待避所が設けられていたが、暗くて写真は撮れなかった。覆道を抜けると、工事基地に何台かダンプが停まっていた。こんな道で対向車がダンプだったら嫌だね〜。

覆道の先は(29)のように山側にネットがある。ここにレトロスペックな木製電柱?送電線の柱?が残っていた。 その先は右にカーブを振って左に大きく曲がると道路は川にへばりつくように500mほど走り、やや開けた場所が現れる(30)。写真内に案内板が反対向きにあるけど何だったのだろう?

(29)(30)

(31)(32)

「え」さんの話ではここにかつて採石場があったとのこと(30、31、32)。蛇紋岩に含まれるクロム鉱も採掘した八幡鉱山?、富内鉱山?だったのかな??? 山側の地形を撮影しなかったのが悔やまれる。
この鉱山の奥に大崩地形がある(32は地図空中写真閲覧サービス1977年撮影)。覆道の一帯すべてが蛇紋岩で崩れやすいことが窺える。

採石場跡付近に30キロ制限の標識が残っていた(33)。採石場跡の平地を過ぎて、すぐのところに離農した家がある(34)。この付近の空中地図を見ると、道から奥まったところにも民家があるが、通行止区間にあるため今は無人と思われる。

(33)(34)

(35)(36)

日が陰ると、11月は暗くなるのが早い。薄暗くなった道を走る。
地形は先ほどのような険しい道ではないが、架け替えられた橋を渡ったり右左にカーブをしながら進む(35,36,37)。
(37)付近では国道274号の街路灯がちらちら見えてくる。 やがて舗装区間になって(38)やれやれといったところだが、この先また砂利道区間となる。この付近にも廃屋があったと思う。

(37)(38)

(39)

やがて青い看板が見えてくると、福山の集落、そこは樹海ロード国道274号である。
道道610号占冠穂別線は、国道を鍵型にクロスしさらに北上する。 今でこそ、福山の集落は国道が通っているが、国道が開通する前は、この今通ってきた険しい道道が昭和2年富内側から開通した唯一の道であった。すでに国道が開通した(夕張側)1980年代には、集落は寂れてしまっていた。

富内〜福山間(南側)
路面★★☆☆☆
景色★★☆☆☆
2006年11月3日、えのぺーじの「え」さんの運転協力

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